急に起こる交通事故、その時のために知っておくべきこと
交通事故には遭いたくないものですが、どんなに気を付けていても回避できない場合があります。
万が一、交通事故に遭った際にも適切な対処が行えるよう「交通事故時の注意点」を知っておくことが大切です。
交通事故時のケガには、すぐに症状が現れない場合もあります。
こちらでは、交通事故で多くみられるケガや、事故に遭った際に適用となる「自賠責保険」、当院の交通事故施術についてご紹介しています。
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目次
交通事故施術で
ご来院される方の悩み
- 交通事故から数日後むちうちを発症した
- 交通事故に遭ってから腰の違和感が続く
- 打撲の腫れを早く改善したい
- 体調がすぐれず医療機関に相談したが、
異常がないといわれた
交通事故のケガには特徴があります
交通事故時に多いケガについて
◇脊髄損傷
脊髄は背骨の中を通って脳の延髄という部分に続く中枢神経です。
末梢神経と脳をつないでおり、この脊髄を損傷すると手足が麻痺することがあります。
脊髄は修復や再生がむずかしいため、交通事故後に手足の知覚障害や吐き気、めまいなどを感じる場合は、早めに医療機関に相談しましょう。
◇骨折
交通事故では、肋骨と骨盤を骨折しやすいといわれています。
肋骨骨折は外見上分かりにくく、軽度のものであれば痛みもあまり感じられません。
深呼吸したときに痛みが分かる程度です。
一方、骨盤骨折は激しい痛みをともないます。
骨盤は内臓を覆っていますので、骨盤骨折と同時に内臓が傷つき、大量出血をすることもあります。
◇頭部外傷
頭を打ちつけてしまった場合、脳が損傷している可能性があります。
事故後に頭痛や吐き気を感じる場合は、必ず医療機関に相談しましょう。
頭蓋内で出血が起こっていたり、血の塊ができていたりすると、手術が必要になります。
◇むちうち
むちうちは、首まわりのケガです。
重症の場合は、手足のしびれや慢性的なだるさ、めまいなどが続くこともあります。
交通事故直後に痛みを感じにくい理由
◇アドレナリンが分泌されるため
交通事故は、思いがけないタイミングで起こります。
交通事故直後は加害者も被害者も、身体を活動的にする交感神経の働きが高まり、一時的にアドレナリンの分泌量が増えます。
これは、危険から身を守ろうとする防衛反応の一種です。
出血が広がらないようにと血管は収縮し、体温を温存するために鳥肌になって、武者奮いが起こります。
このとき、安全な場所に逃げられるようにと、痛覚が鈍り、痛みを感じにくくなります。
事故から数時間経つとアドレナリンの分泌が減ってくるため、徐々に痛みを感じるようになります。
◇痛みを感じにくいケガをしているため
交通事故で多いむちうちや肋骨骨折は、見た目にも大きな変化がなく、事故直後に痛みが出にくいといわれています。
これらのケガに気付かぬまま放置していると数日後に痛みが出てくることがあります。
交通事故に
多いケガ「むちうち」は要注意です
むちうちについて
むちうちとは、首が鞭(むち)を打ったようにしなることから起こる症状の総称です。
首に不自然な力が加わることが原因となります。
自動車事故の場合、身体の動きはある程度シートベルトで制限されます。
しかし、首は前後に揺さぶられやすい状態となっているため、むちうちになってしまうことがあります。
◇むちうちの種類
むちうちには、次のような種類があります。
・頚椎捻挫型
むちうちの多くは、頚椎捻挫型だといわれています。
首に起きる捻挫のことで、首を支える靭帯や筋肉などが傷ついています。
症状は、頭痛や首、肩の痛み、首の運動制限などです。
数週間程度で症状が改善していくことが多くなっています。
・神経根損傷型
脊髄から出ている神経の根っこを損傷しているものです。
神経が傷ついているため、知覚障害やしびれ、脱力などといった症状がみられることがあります。
・バレーリュー症候群型
自律神経を損傷しているものです。
自律神経は、交感神経と副交感神経から成っており、この2つのバランスが乱れると、頭痛やめまい、吐き気、耳鳴りといった症状をともなう場合があります。
・脳脊髄液減少型
脳脊髄液が漏れている状態です。
脳脊髄液は、脳や脊髄の表面を覆っている液体になります。
役割は明らかになっていませんが、脳や脊髄を衝撃から守っていると考えられています。
そのため、脳脊髄液が減少すると立ったときに脳が下方向へと引っ張られるようになり、頭痛やめまい、吐き気などが生じやすくなっています。
◇むちうちの注意点
むちうちは、発生した当日には自覚症状が現れにくいという特徴があります。
数日経ってから痛みが出ることが多く、むちうちに関する予備知識のない方は寝違えだと勘違いして、放置してしまうことも少なくありません。
医療機関への相談が遅れると、交通事故との因果関係を証明することが困難となります。
因果関係が認められないと、保険請求時に不利になることもあるため、交通事故に遭った方は自覚症状が現れていなくても、一度医療機関に相談しておきましょう。
交通事故の被害者は
自賠責保険が使えます
自賠責保険について
◇自賠責保険の概要
自賠責保険は、原付(原動機付自転車)を含むすべての自動車に加入が義務付けられている保険です。
交通事故による被害者を救済することを目的としており、加害者が負うべき経済的な負担を補填してくれる制度です。
交通事故の被害者は、相手方の自賠責保険から保険金を受け取れます。
整骨院の施術費用も、自賠責保険でまかなうことが可能です。
自賠責保険によって、基本的な対人賠償が確保されています。
ケガによる損害の場合は、被害者1名につき最大120万円まで保障されます。
◇自賠責保険が適用となる状況
自賠責保険は、対人事故のみに適用されます。
・信号無視した車がぶつかってきた
・自転車に乗っているときに原付と接触した
・タクシー乗車中に事故に巻き込まれた
このような場合に、自賠責保険が適用されます。
壊れた車の修理費用などは、保障の対象外となりますが、任意保険でまかなえる可能性がありますので、確認してみましょう。
◇自賠責保険の請求方法
自賠責保険の請求方法は2通りあります。
・加害者請求
被害者は、加害者に損害賠償金の請求をします。
加害者は被害者に損害賠償金を支払い、保険金を自身の保険会社に請求します。
・被害者請求
被害者が、加害者の加入している保険会社に損害賠償額を直接請求します。
損害額が確定していない場合でも、医療機関や整骨院を訪れた際にかかった費用をその都度請求することが可能です。
任意保険について
◇任意保険の概要
任意保険とは、自賠責保険でカバーできない部分を補償する保険です。
加入、未加入は自由になります。
対物賠償や対人賠償といった相手方への保障はもちろん、ご自身のケガや搭乗者の傷害、車両保険といったところまで、任意保険は幅広くカバーすることができます。
必要な補償を自由に組み合わせて加入します。
任意保険への加入は義務ではありませんが、多くの方が任意保険にも加入しています。
◇任意保険の加入方法
任意保険は、自動車ディーラーや自動車保険の代理店、ネット上にある保険会社の専用ページから加入することが可能です。
任意保険の保険開始期日は、納車日と同日に設定するのが一般的です。
◇任意保険の特徴
任意保険の保険会社が、加害者に代わって自賠責保険の保険金も含めて支払う「一括払制度」というものがあります。
被害者は、加害者や自賠責保険会社とのやりとりを省略でき、面倒な手続きをせずに済みます。
いるか鍼灸整骨院の
【交通事故施術】アプローチ方法
交通事故で大事なことは、
「少しでも早く適切な処置を開始すること」
「症状が完治するまで、きちんとケアしていくこと」です。
事故に遭った際のケガでは、日常のケガでは傷めないような部分もダメージを受けることがあります。
交通事故当初は首だけが痛かったのに、肩・背中・腰などの部位に痛みが広がっていくことも少なくありませんので、十分な注意が必要になります。
さらに放っておくと痛みが長引き、二次的障害(肩こりや慢性腰痛)へ発展することもあります。
むちうちは首周辺の筋肉が炎症を起こして周囲の神経を圧迫し、頭痛や吐き気をもたらすことがあります。
頭や首にだるさが生じて疲れやすくなるため、集中力がすぐになくなるといった症状がみられる場合もあります。
当院の施術としては、むちうちの症状を改善するために、首の骨のゆがみや筋肉をやわらかくするための手技マッサージをメインに行っていきます。
その方の状態に合わせて、適切な説明と処置を行います。
交通事故に遭われた後は、どなたも不安に思われるものです。
自分のお身体のことや保険会社とのやり取り、治療費のことなど不安に思われることは何でもご相談ください。
身体のことはもちろん、保険会社との対応についても施術経験豊富な国家資格を有するスタッフが親身にサポートいたします。
交通事故後の流れ
警察へ届け出る
警察への連絡は、道路交通法上の義務でもあります。
事故に遭った場合は、必ず110番通報して、事故状況を警察に伝えましょう。
警察への届け出を怠ると、保険金請求や損害賠償請求で必要な「交通事故証明書」が発行できなくなります。
警察が到着するまでは、安全な場所へと移動します。
目撃者がいれば、連絡先を聞いておき、事故の証言が必要になった際に協力してほしいとお願いしておきましょう。
事故の状況をメモする
時間が経つと、記憶は薄れていきます。
事故直後の記憶が鮮明なうちに、現場の見取り図や事故の状況などをメモしておきましょう。
スマホがある場合は、写真や動画で記録をとりましょう。
また、加害者の情報も確認しておくことが大切です。
住所や氏名、連絡先、加入している自賠責保険の会社名、証明番号などを尋ねておくと今後の手続きがスムーズです。
医療機関に相談する
事故直後は軽症と思っていても、後々重症であることが判明する場合があります。
後遺症を残さないためにも、交通事故に遭ったらできるだけ早く医療機関に相談しておきましょう。
事故後すぐに医療機関を訪れていないと、ケガが発覚した場合に交通事故との因果関係が認められにくくなり、保険金の請求の際に不利となることもあります。
アフターフォローを受ける
医療機関を訪れたら、整骨院でアフターフォローを受けましょう。
事故の状況や痛みの度合いなどを聞き取ったうえで、患者様に適した施術を行っていきます。
事前に電話で交通事故に遭ったことを知らせ、保険会社の連絡先を伝えていただけると、その後の手続きがスムーズとなります。
交通事故で多いむちうちは、後遺障害が残ることもあります。
整骨院では、症状が改善するまでサポートいたします。
よくあるご質問
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保険は使えますか
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基本的に交通事故の場合は、自賠責保険が適用となります。
交通事故の被害者が必ず最低限の補償を受けられることを目的とした国の保険制度です。
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保険会社との手続きはどうしたらよいですか
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保険会社の担当者に当院で施術を受ける旨をお伝えください。
その後は保険会社とのやりとりは当院が実施します。
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施術の費用はどれくらいかかりますか
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自賠責保険の場合、基本的には保険会社に当院から請求しますので、患者様の負担(窓口での支払い)は0円となります
著者 Writer
- 山下 正信
ヤマシタ マサノブ - 保有資格:柔道整復師、鍼灸師、障害者スポーツトレーナー、登録販売者
得意な施術:痛みを探る手技
<患者様へひとこと>
痛みに関してささいなことでもご相談ください。
患者様と共に痛みのない生活を送るをモットーに施術を行います。 実績経験はありますが、痛み方は同じとは限りません。毎回新鮮な気持ちで常に向上心を持ち患者様の痛みを取り除くためにはどうしたらよいか常に考えています。
専門分野でなくてもアドバイスができると思います。
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