首の痛みで悩みを
抱えている方へ
首の痛みは、運動不足や血行不良などさまざまな原因が考えられます。
近年は、頻繁にスマホを使うことによってストレートネックになってしまい、首の痛みを訴える方が増えています。
首には重要な血管や神経が通っているため、首の痛みを放置したままにしておくと、思いもよらぬ不調につながる場合があります。
また、間違った対処をしてしまうと、首の組織を痛めてしまう可能性もあります。
首の痛みの原因を知り、適切に対処しましょう。
こちらでは、首の痛みの原因や症状、対処法・予防法について詳しくご紹介します。
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目次
このような悩みはありませんか?
- 首が痛くて上を向けない
- スマホを使った後の首の張りが気になる
- レントゲンで異常はないが
首の調子が悪い - 朝起きると、いつも首がこわばっている
首の痛みの症状と原因
首は普段から酷使されやすい部位です
首は常に頭を支えているため、立ったり座ったりしているだけでも、大きな負担がかかっています。
夜寝ているときでも、頭の重みで首の筋肉が引っ張られることがあり、なかなか休めにくい部位でもあります。
どのような要因で首を痛めてしまうのか、詳しくみてみましょう。
首の痛みの原因
◇血行不良
特に、首は冬場でも露出していることの多い部位です。
首には頸動脈という大きな血管があるため、首を冷気にさらしていると、全身の冷えや血行不良を招く可能性があります。
血行が悪くなると、首の組織に十分な栄養がいき渡らず、疲労物質も溜まりやすくなり、首の痛みにつながるのではないかと考えられています。
◇運動不足
首はつねに頭を支えている部位です。
運動不足により筋力が減ってしまうと、首周辺の組織や神経に負担がかかりやすくなるため首の痛みが現れる場合があります。
◇筋肉の硬さ
料理や洗濯物を畳んでいたりと、うつむくような姿勢(前傾姿勢)が長時間続くことで頭部が前側に傾き、首の筋肉を緊張させてしまいます。
長時間前傾の状態を続けていると、首や肩の血流が悪くなり、凝りや痛みにつながると考えられています。
長時間のデスクワークや運転、読書なども、首の筋肉を硬くする可能性があります。
◇筋肉の使いすぎ
普段使わない筋肉を急に動かして筋肉痛になったという経験はありませんか。
首は普段の生活であまり前後左右に大きく動かさないため、激しい運動をしたときなどに筋肉が疲労して痛みを感じることがあります。
◇首のゆがみ
首は横からみると「くの字」のような形をしています。
首が湾曲しているのは、頭の重みを分散して支えるためです。
しかし、長時間のスマホやゲームなどによって、うつむき姿勢をとっていると頭が前に倒れ、首の骨がピンと真っ直ぐに伸びてしまうことがあります。
この状態は「ストレートネック」と呼ばれているゆがみの一種です。
ストレートネックのような首のゆがみによって首の筋肉が引き伸ばされたり、周囲の神経が圧迫されたりすると、首の痛みにつながる場合があります。
首の痛みの症状
◇可動域の制限
首を痛めていても、頭の重みは加わり続けます。
そのため、少しでも動かすと頭の重みが響き、首の可動域が制限されることがあります。
◇動かしたときの痛み
まっすぐ前をみているときに痛みがなくとも、少し首をひねったり、前に首を倒したりすると、頭の重みに耐えられず鈍い痛みが強くなることがあります。
首に痛みをもたらすケガ・病気
◇むちうち
むちうちは交通事故やスポーツなどで生じやすい症状です。
首が激しく揺れ動くことで発症するケガ全般のことを指します。
むちうちは、損傷する組織の種類によって、次のようなタイプに分けられます。
・頚椎捻挫型
首を支える靭帯や筋肉を損傷したものです。
痛みや運動制限をともないます。
・神経根損傷型
神経の根元を損傷しているものです。
痛みに加えて、しびれや知覚障害をともなう場合もあります。
・バレー・リュウ症候群型
自律神経を損傷しているものです。
首の痛みだけでなく、めまいや頭痛、耳鳴り、吐き気などの症状を引き起こします。
◇寝違え
朝起きたときに現れる首の痛みです。
明確な原因は不明とされていますが、睡眠時の不自然な体勢や首の筋肉のこむら返り、関節包の炎症などが考えられます。
数日から数週間かけて、痛みが落ち着いていくことが一般的です。
◇頚椎椎間板ヘルニア
首の骨は椎骨という骨の積み重なりです。
椎間板は椎骨の間でクッションの役割を果たしていますが、加齢などが原因となって飛び出してしまうことがあります。
飛び出す場所によっては、神経根や脊髄が圧迫されてしまうため、首の痛みやしびれにつながる場合があります。
首の痛みの症状を改善に導く方法
首の痛みの対処法・予防法
首の痛みが気になるときに、首を左右に振ったり、骨をバキバキと鳴らしたりしてしまうと症状が悪化する可能性があります。
首には重要な神経や血管が通っているため、扱いには細心の注意を払いましょう。
状態を確認したい気持ちは分かりますが、我慢して安静にすることも大切です。
首の痛みの原因に応じて、適切に対処しましょう。
こちらでは、原因ごとの対処法や予防法について詳しくご紹介します。
首の痛みの対処法
◇日常生活に原因がある場合
ケガや病気ではなく、日常生活に原因がある場合は、次のように対処しましょう。
・入浴する
鈍い痛みの場合は、筋肉の疲労が原因だと考えられています。
筋肉が硬くなり、血行が悪くなっている状態ですので、入浴して筋肉を緩めましょう。
38℃〜40℃ぐらいのぬるめのお湯に、肩までじっくり浸かると良いといわれています。
湯船に浸かりながら優しく首や肩をマッサージするとより効果的です。
・ストレッチする
首に鈍い痛みを感じるときは、ストレッチをしてみましょう。
首を動かすことで、筋肉がほぐれて血行が改善されます。
首には重要な神経や血管が通っているため、激しく動かしてしまうと神経や血管が損傷し、とりかえしのつかないダメージとなってしまう場合もあります。
首を回したりねじったりするときは、深呼吸をしながらゆっくりと行いましょう。
◇ケガ・病気が原因の場合
ケガ・病気が原因の場合は、無理をしないことを第一に考えましょう。
・安静にする
寝違えやむちうちのような急性の痛みの場合、首を動かすとかえって症状が強まる可能性があります。
首を動かせないほどひどい痛みがあるときは、安静にして様子をみましょう。
・冷やす
寝違えやむちうちが原因となって首が熱を持ったように痛む場合は、タオルに巻いた保冷剤を首に当てて冷やしましょう。
冷やすことで毛細血管が収縮し、炎症が和らぎやすくなります。
しかし、首には大きな血管が通っていますので、冷やしすぎると血行不良になる可能性があります。
そのため冷やす時間は、15分程度に留めましょう。
数日経って炎症が落ち着いたら温めるようにしましょう。
・無理のない範囲で身体を動かす
炎症反応が落ち着いている場合、血行を促進することで首の緊張が和らぎ、痛みも緩和されやすくなります。
痛みが出ない程度で、ストレッチやヨガ、ウォーキングなどに取り組みましょう。
首の痛みの予防法
◇正しい姿勢を心がける
首の痛みは、首に負担をかけるような悪い姿勢が引き金となっていることがあります。
ストレートネックや猫背といった姿勢は、頭が前に傾くため、首の筋肉が引き伸ばされ、疲労が起こりやすくなります。
立っているとき、座っているとき、それぞれ次のような正しい姿勢を心がけましょう。
・立っているとき
立っているときは、耳と肩、股関節、くるぶしのラインが地面と垂直に交わるような姿勢が理想的です。
正しい姿勢ができているか、家族にみてもらったり、鏡でチェックしたりしましょう。
・座っているとき
座っているときは、髪の毛が天井から引っ張られているようなイメージで背筋を伸ばします。
骨盤を立て、骨盤の下にある坐骨に体重を乗せるようにしましょう。
膝の角度は90度が理想的です。
下半身でも身体の重みを支えられるように、足裏は地面にしっかりとつけましょう。
◇長時間の同一姿勢を避ける
正しい姿勢で座っていても、長時間同じ姿勢を取り続けていると、首や肩の筋肉がこわばりやすくなります。
1時間に1回は背伸びをしたり、首や肩を回したりして筋肉をほぐすことを意識しましょう。
休憩時間を確保できるときは、席から立ち上がり、お茶を汲みに行ったり、トイレに行ったりして下半身も動かしましょう。
◇適度に運動する
適度な運動によって、筋力を維持しておくことも首の痛みの予防につながります。
特に肩には僧帽筋といった大きな筋肉があり、その筋力が衰えるとつながっている首にも不調が生じる可能性があります。
ウォーキングやジョギングといった、有酸素運動の習慣をつけましょう。
忙しくて運動するための時間を確保しにくい場合は、仕事帰りに1駅分歩いたり、エレベーターではなく階段を使ったりと日常生活で少しでも運動量を増やす工夫をしてみましょう。
いるか鍼灸整骨院の
【首の痛み】アプローチ方法
首の痛みは自己判断で放っておいてしまうと症状が徐々に進行することが多くみられます。
首を正面や上に向けるだけで強い痛みやしびれを首や腕に感じ、やがて首を動かすことも困難になってしまうことがあります。
当院では、西洋医学や東洋医学などの観点から、症状がどこからがきているのか、全身を多角的にみて症状改善を図ります。
筋肉・骨・関節・神経・皮膚・血流といったさまざまな側面からアプローチした施術を行っていきます。
トリガーポイント療法、鍼灸療法、ストレッチや、当院独自の手技を患者様の症状に合わせて組み合わせ、施術を行っていきます。
まずは筋肉を緩めていき、頚部および肩周辺の血流の改善を目指します。
鍼療法を行うことで、早期での炎症症状の改善や鎮痛効果がみこまれます。
さらに首の痛みを抑えるだけでは、やがて再発することが考えられるため、不良姿勢による頚椎(首の骨)の負担の解消をはかります。
骨盤や背骨のゆがみを取り除き、身体の土台となる姿勢を改善することを重視しています。
「痛みを和らげる施術」と「痛みの原因を解消する施術」を並行して行うことで、身体が根本から変わっていき、症状の早期改善と再発予防が期待できます。
著者 Writer
- 山下 正信
ヤマシタ マサノブ - 保有資格:柔道整復師、鍼灸師、障害者スポーツトレーナー、登録販売者
得意な施術:痛みを探る手技
<患者様へひとこと>
痛みに関してささいなことでもご相談ください。
患者様と共に痛みのない生活を送るをモットーに施術を行います。 実績経験はありますが、痛み方は同じとは限りません。毎回新鮮な気持ちで常に向上心を持ち患者様の痛みを取り除くためにはどうしたらよいか常に考えています。
専門分野でなくてもアドバイスができると思います。
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