頭痛で悩みを
抱えている方へ
頭痛には、命に関わるものとそうでないものがあります。
慢性的な頭痛の場合、命に関わることは少ないとされていますが、痛みによって生活の質を大きく低下させてしまうことがあります。
代表的な慢性頭痛には、「緊張型頭痛」「片頭痛」「群発頭痛」の3つが挙げられます。
それぞれの頭痛には、異なる特徴があります。
ご自身が悩まされている頭痛は、どのタイプにあたるのかチェックしてみましょう。
こちらでは、3つの頭痛の原因や症状、対処法・予防法について詳しくご紹介します。
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目次
このような悩みはありませんか?
- 頭がズキズキして仕事が手につかない
- これから外出するのに頭痛が引かない
- ここ数日、眠れないほど激しい頭痛に襲われている
- 夕方になると頭を締め付けられるような頭痛を感じる
頭痛の症状と原因
症状から頭痛のタイプを知りましょう
まずは、ご自身の頭痛の症状を紙に書き出してみましょう。
どんな痛みなのか、どんなときに症状が現れやすいのかなどを整理してみることで、頭痛の原因が掴めるかもしれません。
慢性的な頭痛に悩まされている方は、頭痛ダイアリーとして記録を残しておくと、医療機関に相談するときも役立ちます。
それでは、「緊張型頭痛」「片頭痛」「群発頭痛」それぞれの特徴について詳しくみてみましょう。
緊張型頭痛について
◇緊張型頭痛の原因
緊張型頭痛は、おもに身体的ストレスと精神的ストレスが原因だといわれています。
具体的には、次のような要因が考えられます。
・首や肩の凝り
長時間同じ姿勢をとると首や肩にストレスがかかり、筋肉が凝りやすくなります。
すると、頭への血行が悪くなり頭痛が起こることがあります。
・姿勢の悪さ
姿勢が悪い状態が続くと、背中にある僧帽筋という大きな筋肉が緊張しやすくなります。
筋肉の緊張が頭の側頭筋や後頭筋に伝わり、頭痛の引き金になると考えられています。
・目の疲れ
眼精疲労が頭痛の原因となることもあります。
目は頭に近い部位のため、目の筋肉の疲れが頭にも伝わり、緊張型頭痛になると考えられています。
・精神的なストレス
精神的なストレスを過剰に受けることで、脳の痛みを調整する部分が機能不全を起こすといわれています。
すると、少しの刺激でも脳が過剰に反応するようになり、頭痛が生じる場合があります。
・気温の変化
冬に、凍えるような寒さに晒されることで肩まわりの筋肉が緊張しやすくなります。
また、肩が凝るような厚着をしていたりすると身体的なストレスが溜まり、緊張型頭痛につながると考えられています。
・不規則な生活習慣
不規則な生活習慣は、心身にストレスを与えます。
寝不足などで十分に脳が休まらないことで、脳内の痛みの調整機能の働きが乱れ、頭痛につながります。
◇緊張型頭痛の症状
緊張型頭痛は、頭部全体の締め付けられるような鈍痛だと表現されます。
首の凝りをともなうことが一般的です。
動いても痛みは悪化しにくいため、無理をして家事や仕事を頑張ってしまう方も少なくありません。
片頭痛について
◇片頭痛の原因
片頭痛の原因として、次のようなことが考えられます。
・睡眠不足
寝不足が続くと脳の血管が拡張し、周囲の三叉神経が圧迫されます。
三叉神経が圧迫されると、痛みの原因物質を放出するため、痛みを感じるようになります。
また一方で寝過ぎたときも、副交感神経の働きによって血管が拡張しやすくなるため、片頭痛の症状が出やすくなるといわれています。
・ホルモンバランスの乱れ
女性の片頭痛は、女性ホルモンの変動に合わせて起こることがあります。
これは、エストロゲンというホルモンが影響しているといわれています。
エストロゲンが減少すると脳内のセロトニンが少なくなる傾向がみられ、セロトニンには血管の収縮をコントロールする働きがあることから、その減少によって血管が拡張し、頭痛が起こりやすくなると考えられています。
・気圧の変化
気圧が低下すると、空気中の酸素濃度が下がるといわれています。
それによって身体は多くの酸素を吸収しようとするため血管が広がり、頭痛がもたらされると考えられています。
・自律神経の乱れ
血管の収縮・拡張は自律神経がコンロールしているため、自律神経が不規則な生活やストレスによって乱れると、頭痛の引き金となることがあります。
◇片頭痛の症状
片頭痛の痛みは、ドクドクとした拍動性のものです。
多くの場合、肩こりや吐き気をともないます。
また、前兆のある片頭痛の場合、ギザギザとした光が現れ、視野が欠けるといったこともあります。
群発頭痛について
◇群発頭痛の原因
群発頭痛の原因は不明だとされています。
しかし、次のような内容が要因になっているのではないかと考えられています。
・不安やストレス
群発頭痛は、働き盛りの男性に多くみられます。
仕事や人間関係などで不安やストレスが過剰にかかることが原因ではないかと考えられています。
・不規則な生活
睡眠時間がバラバラだったり、深夜に夜食を食べたりと不規則な生活が続いていると生体リズムが崩れ、頭痛につながるのではないかと考えられています。
◇群発頭痛の症状
群発頭痛は、じっとしていられないほどの激しい頭痛が特徴です。
仕事や日常生活にも、著しい影響を及ぼす可能性があります。
痛みは、片目の奥がえぐられるようだと表現されることもあります。
頭痛が起こる「群発期」と呼ばれる時期があり、その期間は毎日決まった時間に数十分以上頭痛に悩まされるといった症状がみられます。
頭痛以外には、発汗や目の充血、鼻水といった症状が現れる場合があります。
頭痛の症状を改善に導く方法
タイプごとの頭痛の対処法・予防法
ご自身の頭痛は、どのタイプに当てはまりましたか?
頭痛は、タイプごとに原因も症状も異なります。
間違った対処をしてしまうと痛みが長引く場合があるため、頭痛のタイプに合わせて適切に対処することが大切です。
また、どの頭痛にも当てはまらず、これまで経験したことのない激しい頭痛をともなう場合は病気が疑われるため、すぐに医療機関に相談するようにしましょう。
こちらでは、「緊張型頭痛」「片頭痛」「群発頭痛」のそれぞれに応じた対処法・予防法について詳しくみていきます。
緊張型頭痛の対処法・予防法
◇緊張型頭痛の対処法
緊張型頭痛には、次のように対処しましょう。
・首や肩のストレッチをする
緊張型頭痛は、首や肩の筋肉の緊張が大きく影響しているといわれています。
特にデスクワークの多い方は、長時間同じ姿勢を取り続けているため、首や肩の筋肉が凝りやすい傾向にあります。
1時間に1回ほど背伸びや肩回しといったストレッチをして、筋肉をほぐしましょう。
・湯船に浸かる
緊張型頭痛のおもな原因となっている筋肉の緊張を解消するためには、温めることが効果的です。
熱すぎない湯船にじっくりと浸かり、全身を温めてみましょう。
◇緊張型頭痛の予防法
緊張型頭痛の予防法には、次のような内容が挙げられます。
・適度な運動をする
適度な運動をすることで、首や肩、後頭部といった頭痛の引き金となる筋肉の凝りが起こりにくくなるといわれています。
しかし、猫背の状態でウォーキングなどを続けてしまうと、筋肉の緊張が強まる可能性があります。
姿勢に問題がある方は、水泳がおすすめです。
体重の負荷を減らした状態で筋肉の運動が行えます。
・ストレスを緩和する
ストレスが頭痛の症状を強める場合もあるといわれています。
仕事や家事の合間にできるストレス解消法としては、背筋を伸ばしてゆっくりと深呼吸する、気持ちを手帳に書き出す、観葉植物の世話をするなどがあります。
片頭痛の対処法・予防法
◇片頭痛の対処法
片頭痛は安静が第一ですので、次のように対処しましょう。
・暗くて静かな場所で休む
片頭痛は、動くと症状が悪化する場合があります。
また、外部からの刺激に敏感になっているため、まぶしい光や騒音は避けたほうが良いといわれています。
片頭痛の症状が現れたら、暗くて静かな部屋で横になって身体を休ませましょう。
・冷やす
片頭痛は、血管の急激な拡張が影響している可能性があります。
脈打つような痛みを感じる場所を冷やすことで、血管が収縮し、症状が落ち着くといわれています。
◇片頭痛の予防法
片頭痛には、次のような予防法があります。
・ストレスを緩和する
片頭痛の予防にも、ストレス対策が大切だといわれています。
ストレスは、自然に触れることで軽減できる場合があります。
通勤や買い物に行ったときなど、外に出たときに公園や花壇の花々に目を向けてみましょう。
また、美しい自然の写真をみたり、空を眺めたりするだけでも、心が落ち着き、ストレスの緩和につながると考えられています。
・特定の食品を避ける
チラミンという成分によって血管が拡張し、片頭痛を起こす場合があります。
チラミンは、ワインやチョコレート、熟成度の高いチーズなどに多く含まれているため、片頭痛になったことがある方は、避けたほうが良いといわれています。
群発頭痛の対処法・予防法
◇群発頭痛の対処法
群発頭痛は、原因が分かっていないため、対処法・予防法は確立されていません。
しかし、患者様の特徴などから、次のようなことに気をつけたほうが良いと考えられています。
・アルコールを避ける
アルコールは血管を拡張させる働きがあります。
そのため、群発期にアルコールを摂取することで、さらに症状が強まる可能性があります。
群発期は、アルコールを控えましょう。
・タバコをやめる
タバコのニコチンには強力な血管収縮作用があり、血圧を上昇させる傾向があります。
群発頭痛を悪化させる場合がありますので、喫煙者の方は禁煙したほうが良いといわれています。
◇群発頭痛の予防法
群発頭痛にならないようにするためには、次のようなことに気をつけましょう。
・規則正しい生活を心がける
群発頭痛は、生活リズムとの関係があるのではないかと考えられています。
1日3食栄養バランスを意識した食事を心がけ、毎日一定の睡眠時間を確保するようにしましょう。
・首や肩まわりのストレッチをする
首や肩まわりのストレッチをし、筋肉の柔軟性を保っておくことも、頭痛の予防につながると考えられています。
いるか鍼灸整骨院の
【頭痛】アプローチ方法
当院では一次性頭痛の緊張性頭痛・片頭痛・群発頭痛などに対して施術を行います。
①頸椎のゆがみ
②頭頚部の筋の過緊張
③硬膜の過緊張
④血流の異常
⑤自律神経の乱れ
上記がほぼ共通してみられ、頭の筋肉の緊張が起こると、周辺の血管を圧迫して頭痛が起こると考えられます。
施術はまず、全身の筋肉をほぐしていきます。
主要部位の関節の可動域を確認しながら、身体全体のバランスをみて頭痛の原因を探っていきます。
首から肩にかけて連結している筋肉に対して、トリガーポイント療法、鍼灸療法、ストレッチなどを丁寧に行います。
そのうえで、患者様に合わせた独自の手技によって筋肉を緩めていきます。
頚部および肩周辺の血流の改善を目指し、頭痛の圧迫感を緩和させていきます。
頸椎のゆがみが原因となっている頭痛の場合は頸椎矯正を行ってアプローチしていきます。
また、自律神経にアプローチする鍼灸療法を組み合わせて行うこともあります。
「痛みを和らげる施術」と「痛みの原因の解消を目指す施術」を並行して行うことで、身体が根本から変わっていき、症状の早期改善と再発予防につながります。
さらに良い状態を長く維持していただくために、ご自宅でできる効果的なストレッチやトレーニング方法などもしっかりお伝えします。
著者 Writer
- 山下 正信
ヤマシタ マサノブ - 保有資格:柔道整復師、鍼灸師、障害者スポーツトレーナー、登録販売者
得意な施術:痛みを探る手技
<患者様へひとこと>
痛みに関してささいなことでもご相談ください。
患者様と共に痛みのない生活を送るをモットーに施術を行います。 実績経験はありますが、痛み方は同じとは限りません。毎回新鮮な気持ちで常に向上心を持ち患者様の痛みを取り除くためにはどうしたらよいか常に考えています。
専門分野でなくてもアドバイスができると思います。
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