寝違えで悩みを
抱えている方へ
朝目が覚めて、ベッドから起きあがろうとしたときに感じる首の痛み。
寝違えは、普段通りの生活を送っているときでも不意に起こります。
寝違えの症状には個人差がありますが、頭を少し揺らしただけでもひどい痛みが出て、日常生活に支障が生じることもあります。
では、普段通りの生活をしていたはずなのに、どうして寝違えてしまうのでしょうか。
こちらでは、寝違えの原因や症状、対処法・予防法について詳しくご紹介します。
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目次
このような悩みはありませんか?
- 首に激痛が走って少しも動かせない
- 寝違えが数日経っても一向に改善しない
- 数日おきに寝違えを繰り返す
- 洗顔するときに首を曲げられない
寝違えの症状と原因
寝違えの原因は、日常生活の中にあります
寝違えの原因の多くは、日常生活に潜んでいます。
「突然起こるものだから仕方ない」と諦めてしまう方もいらっしゃいますが、心当たりのある習慣を改善するだけで、寝違えのリスクを減らせる可能性があります。
特に、何度も寝違えを繰り返している方は、何かしらの原因があるはずです。
こちらでは、寝違えの原因について詳しくみていきます。
寝違えのおもな原因
◇筋肉の硬さ
運動不足や寒さなどで首の筋肉が硬くなっていると、睡眠中に寝返りを打って首を動かしただけでも筋肉や関節に大きな負担がかかり、寝違えが起こりやすくなります。
◇長時間の同一姿勢
寝返りをスムーズに打てない状況で寝ていると、首の一部に負担がかかり続け、寝違えの発症リスクを高めます。
寝返りが打てない理由としては、過度の疲れや飲酒、柔らかすぎるマットレスの使用、身動きが取れないような狭い場所での睡眠などが考えられます。
◇睡眠時の姿勢の悪さ
机やソファー、こたつなどで寝落ちしてしまうと首が前に倒れたり、横に傾いたりして、不自然な姿勢となってしまいます。
その状態が続くと一部の筋肉が緊張し、血行が悪化することで十分な酸素が供給できず、寝違えを起こしやすくなります。
また椅子に座った状態で居眠りしてしまうと、首を据えることがむずかしくなり、首が前後左右にこくりこくりと傾きます。
この動きは「船を漕ぐ」と表現されることもあります。
この状態で眠り続けていると首に大きな負担がかかるため、寝違えを起こしやすくなるといわれています。
◇不適切な枕の使用
寝ているときも、首は頭を支え続けています。
睡眠中にかかる首への負担は枕で軽減されていますが、不適切な高さの枕を使用していると首への負担が減らせず、寝違えのリスクが高まります。
枕が高すぎるとうつむくような姿勢となるため、頭の重みが首に加わり続けます。
一方で低すぎる枕も頭の重みで首が引っ張られるため、筋肉が疲労して寝違えを起こしやすくなります。
◇前日の重労働
前日に普段はしないようなスポーツや重労働をすると、疲労によって夜に首の筋肉がけいれんし、こむら返りを起こすことがあります。
また、過度な負担から頚椎の後ろにある椎間関節の関節包で炎症が起こり、翌日に首の痛みとなって現れることもあります。
寝違えのおもな症状
◇首の痛み
寝違えを起こした場合、首を少し動かしただけでも激痛が走ります。
首は頭を支えているため、頭の重心が傾くと、傷めた組織に負担がかかりやすくなります。
痛みのあまり首を動かせず、日常生活に影響を及ぼすこともあります。
◇首の腫れ
炎症反応をともなう場合、首のまわりが熱感を持って腫れることがあります。
◇肩こり
寝違えは動くと強い痛みをもたらすため、首を動かさないようについつい首や肩に力が入りやすくなります。
その状態が続くと肩の筋肉が疲労し、肩こりを感じることがあります。
寝違えと似たケガ・病気
◇むちうち
むちうちは、強い衝撃によって頭が前後に揺さぶられることで起こるケガの総称です。
交通事故やスポーツなどでみられます。
むちうちは、発症直後には自覚症状が乏しく、数日経って痛みが出てくることもあるため、寝違えだと勘違いされることもあります。
◇頚椎椎間板ヘルニア
首の骨と骨との間でクッションの役割をしている椎間板が後方に飛び出す病気です。
背骨後方にある脊髄が圧迫されると首の痛みに加えて、手足のしびれや歩行障害が現れることもあります。
姿勢の悪さやスポーツ、仕事が誘因となる場合もありますが、原因不明で起こることも少なくありません。
◇強直性脊椎炎
強直性脊椎炎とは、脊椎や骨盤に炎症が起こるリウマチ性の病気の一種です。
脊椎が硬くなって動かしにくくなります。
また、首の痛み以外に、全身のこわばりや倦怠感、発熱などをともなう場合もあります。
発症する原因は明らかになっていませんが、男性に多いことで知られています。
◇頚動脈解離
頚動脈解離は命に関わる病気です。
動脈の壁は、内側から内膜、中膜、外膜の三層構造となっています。
頚動脈解離は、首の動脈の内膜が傷つき、そこから血管の壁の中に血液が入り込み、血管がどんどん裂けていく病気です。
首の後ろや後頭部に激しい痛みが現れるといわれています。
寝違えの症状を改善に導く方法
寝違えの症状を改善に導く方法
寝違えると、その日1日は憂鬱な気分で過ごすこととなってしまうでしょう。
数日経つと痛みは緩和しますが、その間、生活の質が下がってしまうことが考えられます。
寝違えたときはできるだけ早めに対処し、長引かせないようにすることが大切です。
また、何度も寝違えを繰り返すという方は、予防にも力を入れる必要があるでしょう。
こちらでは、ご家庭でもできる寝違えの対処法・予防法についてご紹介します。
寝違えの対処法
◇安静にする
寝違えは安静が第一です。
痛みがあるうちは、無理に身体を動かさないようにしましょう。
自己流のマッサージやストレッチは、かえって痛みを増大させる可能性があります。
寝違えが起きた直後は、首をどれだけ動かせるか確認したくなるものです。
しかし、首を回したり、手で押さえながら動かしたりするとさらに炎症が広がる場合があります。
寝違えの痛みは、数日で自然に引いていくことが一般的です。
それまでの間は安静にし、首に負担をかけない生活を心がけましょう。
◇首を固定する
顎が傾くと頭の重心が変化するため、首に痛みが出やすくなります。
痛みがひどい場合は、タオルやマフラーを首に巻き付け、顎の位置を安定させましょう。
痛みが少し楽になるといわれています。
仕事や外に出る用がある場合は、コルセットを装着すると良いでしょう。
背骨がまっすく伸びることで姿勢が良くなり、首にかかる負担の軽減が期待できます。
◇アイシングをする
寝違えは炎症反応をともなうことがあります。
首が熱を持って腫れている場合、アイシングをすることで血液の流れが穏やかになり、炎症の悪化を防げます。
痛みが強い場合は、氷や保冷剤などで15分ほど冷やしてみましょう。
痛みが引いてからは、回復を促すために温めるケアがおすすめです。
◇湿布を貼る
消炎鎮痛作用のある湿布を貼ることで、一時的に痛みが抑えられます。
仕事を休めない場合は、湿布を貼りながら無理のない範囲で行動しましょう。
しかし、湿布の張りすぎは禁物です。
痛みが一時的に緩和することで、ついつい首を動かしてしまい、炎症を強める可能性があるためです。
湿布の使用は、寝違えを発症してから2日以内に留めましょう。
◇飲酒を避ける
飲酒をすると身体が温まるため、炎症反応が強まり、症状が悪化することがあります。
また、酔って寝てしまうと寝返りを打とうとする本能が機能せず、寝違えが再び起こりやすくなります。
寝違えの症状が改善するまでは、飲酒を避けるようにしましょう。
寝違えの予防法
◇ストレッチをする
首の筋肉の硬さが寝違えの誘因となることがあります。
首を前後左右にゆっくりと動かし、日頃から柔軟性を維持しておきましょう。
特に、デスクワークの多い方やスマホをよく使用する方は、ストレートネックのような状態となり、気付かぬうちに首の筋肉が硬くなっている可能性があります。
こまめにストレッチの習慣を持つことが大切です。
◇姿勢を改善する
姿勢が悪い状態が続くと、首に負担がかかりやすくなります。
特に猫背の方は、背骨のS字カーブが失われているため、頭の重みを首や肩だけで支えることとなります。
日中にそのような状態が続くと首の筋肉が疲労し、寝違えを起こしやすくなります。
猫背気味の方は、姿勢を改善するようにしましょう。
座るときは骨盤を立て、天井から糸で頭が引っ張られるような感覚で背筋に力を入れると正しい姿勢を維持しやすくなります。
◇入浴する
前日のスポーツや重労働で蓄積された疲れを緩和するには、入浴が効果的です。
38℃〜40℃ほどのぬるめのお湯に15分間じっくりと浸かりましょう。
全身の血行が良くなり、疲労物質が排出されやすくなります。
入浴中に優しくマッサージを行うと、筋肉の緊張もほぐれやすくなります。
◇睡眠環境を整える
枕の高さやマットレスの硬さが合っていないと、寝違えを起こしやすくなります。
自分に合った寝具を揃えるためには、購入する前に試してみることが大切です。
仰向けで寝てみるだけでなく、寝返りの打ちやすさや横向きになったときの寝やすさなども事前に確認しましょう。
◇寝る前に首を冷やさない
首は、冷えやすい部位でもあります。
冬場は寒さで筋肉が硬くなり、寝違えが起こりやすくなります。
寝る30分ほど前からホットタオルやネックウォーマーを首に巻いて冷やさないようにしましょう。
いるか鍼灸整骨院の
【寝違え】アプローチ方法
当院では、西洋医学や東洋医学などの観点から、症状がどこからきているのか、全身を多角的にみて症状改善を図ります。
急性期でひどい痛みがある、痛い部分が腫れている、または熱感がある場合などであれば、患部にアイシングを行います。
(冷やすことで炎症が和らぎます。)
炎症期では、患部の周りから低刺激による超音波、微弱電流、鍼療法を行うことで、早期での炎症症状の改善や鎮痛効果が期待できます。
腫れや痛みがひいたら、トリガーポイント療法や当院独自の手技を患者様の症状に組み合わせ施術を行っていきます。
首~背中の痛みの原因となる筋肉の緊張をとり、疼痛緩和、組織の早期回復を促します。
そして崩れてしまっている身体のバランスを整えるため、手技療法を加えることで全体的な身体の緊張を取り除いていきます。
「痛みを和らげる施術」と「痛みの原因を解消する施術」を並行して行うことで、身体が根本から変わっていき、症状の早期改善と再発予防が期待できるのです。
施術の後にはセルフストレッチ、チューブトレーニング、身体の使い方の向上を目指すための動作指導、運動指導といった再発防止のアドバイスをさせていただきます。
著者 Writer
- 山下 正信
ヤマシタ マサノブ - 保有資格:柔道整復師、鍼灸師、障害者スポーツトレーナー、登録販売者
得意な施術:痛みを探る手技
<患者様へひとこと>
痛みに関してささいなことでもご相談ください。
患者様と共に痛みのない生活を送るをモットーに施術を行います。 実績経験はありますが、痛み方は同じとは限りません。毎回新鮮な気持ちで常に向上心を持ち患者様の痛みを取り除くためにはどうしたらよいか常に考えています。
専門分野でなくてもアドバイスができると思います。
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