ぎっくり腰で悩みを
抱えている方へ
ある日突然起こるぎっくり腰。
西洋では、激しい痛みをもたらすことから「魔女の一撃」としておそれられています。
ぎっくり腰の明確なメカニズムは解明されていません。
しかし、ぎっくり腰と関係のある要因が分かっています。
ぎっくり腰を起こすと仕事にも行けず、数日間寝たきりとなることがあります。
日常生活に支障をきたすこともあるため、ぎっくり腰を起こさないよう予防することが大切です。
こちらでは、ぎっくり腰の原因や症状、対処法・予防法について詳しくご紹介します。
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目次
このような悩みはありませんか?
- ぎっくり腰のせいで寝返りがうてない
- 毎年必ずぎっくり腰を起こす
- 慢性的な腰痛があり、いつぎっくり腰を起こすのか不安
- 腰が痛くてベッドから起き上がれない
ぎっくり腰の症状と原因
腰に負担をかけ続けていると、ぎっくり腰になるかもしれません
ぎっくり腰は、予測することが非常に困難です。
前兆があることもありますが、多くの場合は突発的に起こります。
強い外力がおもな原因とされていますが、何度もぎっくり腰を繰り返す方は、身体に何らかの問題を抱えている可能性があります。
腰に悪い生活をしていないかを見直し、ぎっくり腰のリスクがあるかどうか確認してみましょう。
ぎっくり腰の原因
ぎっくり腰の明確な原因はわかっていません。
しかし、次のようなことがぎっくり腰を誘引していると考えられます。
◇筋肉の硬さ
筋肉の柔軟性が低下していると身体にかかる負担を分散できず、腰に負担が集中します。
その状態で強い衝撃が加わると腰の組織を痛め、ぎっくり腰を発症することがあります。
筋肉が硬くなってしまう理由としては、運動不足だけでなく、加齢にともなう組織の変性も考えられます。
また、血行不良による冷えも筋肉を硬くします。
◇長時間の同一姿勢
デスクワークや運転などで座りっぱなしになっていたり、草むしりでしゃがむ姿勢を取り続けたりしていると腰に負担がかかり、ぎっくり腰を発症することがあります。
◇腰への強い負担
重いものを持ち上げたり、強く腰をひねったりなど、強い負荷に腰まわりの組織が耐えきれず、ぎっくり腰を起こすことがあります。
◇悪い姿勢
腰は立っているときだけでなく、座っているときも背骨を支えています。
悪い姿勢を取ってしまうと上半身の重みが腰に集中し、組織が傷つきやすくなります。
その状態が続くと、ぎっくり腰を起こす可能性が高まります。
特にデスクワークが多い方は、気付かぬうちに悪い姿勢となっていることがあります。
◇疲労の蓄積
オーバーワークが続くと、少しずつ腰に疲労が蓄積されていきます。
すると、日常のささいな動作でも簡単に腰を痛め、ぎっくり腰を発症してしまう場合があります。
肉体労働やスポーツなどが引き金となります。
ぎっくり腰になりやすい方の特徴
ぎっくり腰は、若年の方から更年期の方まで、幅広い世代で発症します。
特に介護職や運送業など、重いものを抱える仕事で発症するリスクがあります。
また、デスクワーカーやタクシードライバーといった座り仕事が多い方でも、ぎっくり腰のリスクがあります。
立っているときよりも座っているときのほうが、腰にかかる負担が大きくなると考えられるためです。
ぎっくり腰の症状
◇前兆
強い外力が原因となるぎっくり腰は、前兆なく起こります。
しかし、疲労の蓄積が原因である場合、ぎっくり腰を発症する前に腰に違和感や不快感が現れることがあります。
また、鈍い痛みの腰痛が続いている方も、ちょっとしたきっかけでぎっくり腰になる可能性があります。
◇急性期
ぎっくり腰は多くの場合、突然痛みが現れます。
ぎっくり腰の痛みは非常に強烈で、その場から身動きがとれなくなることもあります。
西洋では「魔女の一撃」の異名が付けられるほどの痛みです。
安静にしているときも痛みが出るため、夜眠れなくなってしまうこともあります。
◇慢性期
痛みが緩和し、少しずつこれまで通りの日常生活が送れるようになります。
しかし、そのまま安静にしていると組織が癒着し、腰の動かしにくさが残ることがあります。
ぎっくり腰と似た症状の病気
◇腰椎椎間板ヘルニア
背骨の間でクッションの役割をしている椎間板が飛び出す病気です。
加齢や悪い姿勢での作業、喫煙などが影響しているといわれています。
腰痛に加えて、下肢にしびれや痛みが生じる場合もあります。
重いものを持つと痛みが強くなる傾向にあります。
◇脊椎すべり症
椎間関節や椎間板が変性し、椎骨がずれてしまう病気です。
疲労骨折(分離症)や加齢が原因となります。
腰を後ろに反らしたときに大きな負担がかかり、痛みが出やすくなります。
重症化すると、排尿や排便が困難になる場合もあります。
◇腰部脊柱管狭窄症
靭帯や椎間関節の肥大、椎体の変形などによって神経を圧迫する病気です。
加齢がおもな原因と考えられています。
背筋を伸ばしたり立っていたりするとしびれや痛みが現れることがあります。
◇内臓疾患
胆嚢炎や膵臓炎、尿管結石、腎盂炎といった内臓疾患が腰痛をもたらしていることがあります。
女性の場合は、卵巣が腫れる卵巣嚢腫や卵巣がねじれる卵巣捻転、子宮外妊娠なども疑われます。
ぎっくり腰の症状を改善に導く方法
二度と繰り返さないためのぎっくり腰の対処法・予防法
ぎっくり腰は、めったに起こらないケガです。
しかし、なかには毎年のようにぎっくり腰を繰り返してしまう方もいらっしゃいます。
ぎっくり腰を繰り返す理由としては、体質的な要因も考えられますが、正しい対処ができていないために、ぎっくり腰を再発させている可能性も考えられます。
ぎっくり腰を再発しないためにも、しっかり適切に対処することが大切です。
こちらでは、ぎっくり腰の対処法・予防法についてご紹介します。
ぎっくり腰の対処法
◇急性期
急性期は痛みが強く出るため、無理をしないことが第一です。
・安静にする
急性期は、安静にすることを優先させましょう。
仕事や家事も最低限に留めます。
ぎっくり腰の痛みは強烈で、普段通りに生活することは困難になります。
痛みが出にくい姿勢をとり、ゆっくりと深呼吸をしましょう。
個人差はありますが、正座すると筋肉の緊張がとれやすくなり、楽に感じられることがあります。
また、仰向けで寝るときは、膝を曲げたり、足を台の上に置いたりすると、腰の筋肉が緩み、痛みが出にくくなるといわれています。
・アイシングする
痛みがひどい場合は、腰を冷やしましょう。
冷やすことで一時的に痛覚が麻痺し、痛みを感じにくくなります。
冷やすときは、タオル越しに保冷剤を当てましょう。
時間は15分程度です。
痛みが和らいだら一旦冷やすことをやめ、再び痛みが出たら冷やし始めましょう。
◇慢性期
慢性期は、少しずつ身体を動かしていきましょう。
・温める
痛みが引いたら、身体を温めましょう。
温まると血行が良くなるため、ぎっくり腰からの早期回復が目指せます。
38℃〜40℃ぐらいの湯船に入浴して全身を温めましょう。
冬場は、使い捨てカイロで腰を温めておくと効果的です。
低温やけどの心配がありますので、カイロを使うときは肌に直接当てないよう注意しましょう。
・運動する
安静にしすぎると筋肉が硬くなり、ぎっくり腰が改善しにくくなります。
痛みが引いて、ある程度動けるようになったら、無理のない範囲で身体を動かすことが大切です。
散歩やジョギングといった軽い運動を行いましょう。
・正しい姿勢をとる
猫背のような悪い姿勢を続けると、再度ぎっくり腰になってしまう可能性があります。
背筋を伸ばし、背中が丸まらないように気をつけましょう。
足を組んだり、片足に重心をかけたりする悪いくせも改善するようにしましょう。
ぎっくり腰の予防法
◇姿勢を改善する
姿勢の悪さが腰に負担をかけ、ぎっくり腰を招くことがあります。
座っているときは、足裏を床にぴったりとくっつけ、背筋をピンと伸ばしましょう。
◇入浴する
入浴することで血行が良くなり、回復力が高まる効果が期待されます。
時間がある日は湯船にお湯を張り、20分程度入浴するようにしましょう。
◇しっかりと身体を休める
オーバーワークや睡眠不足などで身体が休まらない状態が続くと、腰に疲労が溜まり、ぎっくり腰が起こりやすくなります。
忙しい日でも、しっかりと睡眠時間を確保することが大切です。
夜間に十分な睡眠をとれないという方は、昼休みに15分だけ昼寝するだけでも疲れがとれやすくなります。
◇体重をコントロールする
体重が急激に増えてしまうと腰にかかる負担も増えてしまいます。
食生活を見直したり、適度な運動の習慣を持ったりして、体重が増えすぎないようにコントロールしましょう。
◇腰への負担を減らす
腰に負担をかける動作を続けていると、やがてぎっくり腰になってしまいます。
重い荷物を運ぶときは台車を使う、腰を酷使するときはコルセットを装着するなど、腰への負担を減らすことを心がけましょう。
特に、腰はひねる動作に弱いといわれています。
重いものを持ちながら、左右にひねらないよう気をつけましょう。
◇筋力を維持する
ぎっくり腰を予防するためには、筋力を維持することが大切です。
運動を習慣化し、腰の筋力を維持しましょう。
軽いジョギングや水泳、ヨガなど、趣味としても続けやすい運動を日常生活にとり入れていきましょう。
◇無理をしない
無理をすると、ぎっくり腰を発症する可能性が高まります。
重いものを抱えたり、腰に負担をかける動きをしたりするときは、自分の身体能力に合った負荷を見定めるようにしましょう。
いるか鍼灸整骨院の
【ぎっくり腰】アプローチ方法
当院の施術として、まず痛みの原因を見立てることに重点をおきます。
そのうえで全身施術を行い、身体全体のバランスを整えることで症状の改善を図ります。
急性期でひどい痛みがあり、痛い部分が腫れている、または熱感がある場合などであれば、アイシングを行い冷やします。
(冷やすことで炎症が和らぎます。)
施術初期は手技療法を行い、背中、下肢を中心に筋の緊張を緩めていきます。
そのうえで徐々にストレッチや独自の手技といった施術を個々の症状に合わせて行うことで、身体の可動域を改善していきます。
さらにパルス電流を流した鍼療法を腰部や臀部(お尻)に行い、早期での炎症症状の改善や鎮痛効果を図ります。
また、症状や患者さんに合わせて超音波療法、微弱電流など、物理療法とトリガーポイント療法を合わせた施術も行っています。
さらに腰部の筋肉は大きいので、首~背中の痛みの原因となる筋肉の緊張の改善を促すことで疼痛緩和、組織の早期回復を目指します。
改善効果を持続させるために、患部へかかるストレスを軽減させるためのテーピングによるサポートも行います。
「痛みを和らげる施術」と「痛みの原因の解消を目指す施術」を並行して行うことで、身体が根本から変わっていき、症状の早期改善と再発予防につながります。
著者 Writer
- 山下 正信
ヤマシタ マサノブ - 保有資格:柔道整復師、鍼灸師、障害者スポーツトレーナー、登録販売者
得意な施術:痛みを探る手技
<患者様へひとこと>
痛みに関してささいなことでもご相談ください。
患者様と共に痛みのない生活を送るをモットーに施術を行います。 実績経験はありますが、痛み方は同じとは限りません。毎回新鮮な気持ちで常に向上心を持ち患者様の痛みを取り除くためにはどうしたらよいか常に考えています。
専門分野でなくてもアドバイスができると思います。
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