肩こりで悩みを
抱えている方へ
肩こりは、日本人の国民病ともいわれるほど、定着しているお悩みの1つです。
大人だけでなく、毎日重いランドセルを背負っているお子様も、肩こりを訴えているケースがあります。
肩こりの原因としては、血行不良や筋肉の疲労が考えられます。
肩こり自体が命に関わることは少ないですが、肩こりが続くと気分が落ち込みやすくなり、毎日を快適に過ごせなくなってしまうことにもつながりかねません。
こちらでは、肩こりの原因や症状、対処法・予防法について詳しくご紹介します。
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目次
このような悩みはありませんか?
- 肩こりがひどく、頭痛がする
- 夕方になると肩が重だるく感じられる
- 首筋の痛みが気になる
- マッサージをしてもすぐに肩がこる
肩こりの症状と原因
肩こりの原因に心当たりはありませんか?
肩こりは、私たちの生活と切り離せない問題といえるでしょう。
特に、運動する機会が減っている現代人は、肩こりになりやすい傾向にあります。
また、デスクワークやスマホの使用が影響していることもあります。
肩こりは病気が原因となっていることもありますので、急に頑固な肩こりが現れた場合は、医療機関への相談も検討しましょう。
ここでは、肩こりの原因について詳しくみていきます。
肩こりの原因
◇血行不良
肩の周りには、数多くの血管が通っています。
筋肉が伸び縮みすることによって、ポンプのように機能し、血液の循環を促しています。
しかし、何らかの原因で肩の筋肉がこわばり、血管を圧迫すると血行が悪くなってしまいます。
すると、本来血液に回収されるべき老廃物質がたまり、これらの物質が神経を刺激することで肩こりの症状が現れる場合があります。
日常生活において血行不良を招くのは、次のような要因が挙げられます。
・運動不足
運動不足が続くと、肩まわりの筋肉が衰え、肩にかかる負担が増えます。
少しの負荷でも筋肉がストレスを感じて緊張するため、血行不良が起こりやすくなります。
・姿勢の悪さ
長時間のデスクワークやスマホの使用などで同じ姿勢を続けていると、血行が悪化してきます。
特に、首を前に突き出したようなストレートネックの状態で作業していると、肩の筋肉が首に引っ張られて緊張してしまうため、肩こりが起こりやすくなります。
・精神的なストレス
仕事のプレッシャーや人間関係の悩みなど、精神的なストレスを抱えていると、自律神経が乱れやすくなります。
自律神経は筋肉や血管の動きも支配しているため、自律神経が乱れると筋肉が緊張したり、血行が悪くなったりすることがあります。
◇オーバーユース
肩こりは、筋肉のオーバーユースによる疲労が原因となることもあります。
普段運動の習慣がない方が、レクリエーションや付き合いなどで急に激しい運動をしたとき、肩に疲労が蓄積されて肩こりを感じることがあります。
また、日常的にスポーツをしている方であっても、毎日徐々に疲労が蓄積されることによって、肩こりとなるケースもあります。
肩こりと関係のある病気
肩こりは病名ではなく、腹痛や頭痛と同じように症状をあらわした言葉になります。
ですが、何かの病気や身体の異変から、肩こりが引き起こされていることもあります。
肩こりをもたらす病気や異常には、高血圧や更年期障害、狭心症などが挙げられます。
肩こりに加えて、頭痛や吐き気など気になる症状が出ている場合は、早めに医療機関に相談しましょう。
肩こりの特徴
◇鈍い痛みを感じる
肩こりは、鈍い痛みが特徴です。
痛みの感じ方には個人差がありますが、「肩が重だるい」「肩が張ったような感じ」などと表現されることがあります。
◇肩の筋肉の硬さが気になる
肩こりになると肩まわりの筋肉が硬くなり、肩に違和感や不快感を覚える場合があります。
また、筋肉の硬さが気になり、集中力が続かなくなってしまうこともあります。
◇肩関節の可動域が制限される
肩こりは筋肉の緊張をともなうため、肩関節が動かしにくくなることがあります。
日常生活では、例えば髪を結んだり、戸棚に手を伸ばしたりすることがむずかしくなります。
◇動かしたときに痛みが出る
筋肉の柔軟性が失われている状態で肩を動かすと、痛みを感じることがあります。
◇慢性化しやすい
肩こりは、慢性化しやすいという特徴があります。
放置していても良くなることは少なく、徐々に症状が悪化していくこともあります。
◇眼精疲労と併発しやすい
肩こりも眼精疲労も、筋肉の緊張が原因の1つとなります。
肩は頭部と近い位置にあるため、肩こりと眼精疲労を併発することもあります。
肩こりをもたらす病気
◇頚椎症
人間の背骨は、横からみると緩やかなS字カーブを描いています。
重い頭や腕の重みを支え、二足歩行できるようにするために背骨が湾曲しているといわれています。
また、背骨の間には衝撃を軽減する椎間板という組織がありますが、年齢を重ねるにつれて椎間板の柔軟性が失われ、硬くなっていく傾向にあります。
これが「頚椎症(頚部脊椎症)」です。
変性した椎間板が周囲の神経を刺激すると、痛みが生じることがあります。
◇四十肩・五十肩
更年期を過ぎたころにみられる肩の痛みは「四十肩・五十肩」の可能性があります。
四十肩・五十肩は「肩関節周囲炎」とも呼ばれており、肩関節に起こる炎症の一種です。
肩こりとは別のメカニズムで生じますが、四十肩・五十肩から回復していく段階で、肩関節が拘縮し、肩こりを感じることもあります。
肩こりの症状を改善に導く方法
肩こりの対処法・予防法
肩こりは慢性化しやすいという特徴があります。
慢性化してしまうと、こりがさらに頑固となり、元通りになりにくくなります。
肩こりは、日常生活でいくつかの点を心がけることで、緩和が期待できます。
症状を感じ始めたら、早めに対処することが大切です。
こちらでは、肩こりに効果的な対処法・予防法についてご紹介します。
肩こりの対処法
◇適度な運動を取り入れる
身体を動かすと血の巡りが良くなり、血行不良が解消されやすくなります。
肩こりの解消には、特に酸素を多く取り込む有酸素運動がおすすめです。
代表的な有酸素運動には、ウォーキングやジョギング、水泳などが挙げられます。
1日に20分間、週2〜3回運動する時間をつくるようにしましょう。
◇入浴する
入浴は、慢性的な肩こりに有効です。
40℃程度のぬるめのお湯にじっくり浸かれば、全身の血行が促進され、筋肉の凝りが取れやすくなります。
入浴以外にも、ホットパックや使い捨てカイロを使って肩を温める方法があります。
これらの方法は、低温やけどをする場合もあるため、肌に直接当てないように気をつけましょう。
◇ストレッチする
肩こりを解消するためには、肩甲骨まわりの筋肉をほぐしましょう。
両腕を曲げ、肘で大きな円を描くように肩から大きくゆっくり回しましょう。
呼吸と動きを合わせながら行うことがポイントです。
また、背伸びも肩こりの解消に効果が期待できます。
両手の指を交互に組み、上にピンと伸ばしましょう。
10秒ほどキープしたら、手のひらを頭の上に置き、5秒間休憩します。
休憩時間などに、この動きを10回繰り返しましょう。
深呼吸しながらストレッチをすると、筋肉の緊張が緩まり、関節の可動域も広がりやすくなります。
運動不足の方にとっても良い刺激となり、血行が促進されやすくなります。
しかし反動をつけると、筋肉が逆にこわばりやすくなります。
できるだけゆっくりと息を吐きながら、リラックした状態で行うようにしましょう。
◇筋弛緩法を行う
日常生活において、肩は無意識のうちに力みやすい部位でもあります。
肩の力を抜くには、筋弛緩法が有効です。
軽く足を広げて立った状態で両手を軽く握り、息を吸いながら両肩を耳の方へすぼめます。
そして、ハッと息を吐き出し、同時に肩の力を抜きます。
この動作を10回繰り返すことで、余計な力みが抜けやすくなります。
肩こりの予防法
◇座っているときの姿勢に気をつける
座りながら作業していると自分では気付かぬうちに猫背になり、肩に負担をかけていることがあります。
座っているときは、骨盤を立て、背筋を伸ばします。
膝は90°に曲げ、足裏は床につけます。
定期的に姿勢を正すようにし、座っているときに肩に負担がかかりにくい状態にしましょう。
◇長時間の同一姿勢を避ける
正しい姿勢で座っていても、長時間同じ姿勢を続けていると、肩の筋肉がこわばりやすくなります。
1時間に1回小休憩を挟むことが理想的です。
長時間作業するときは、背伸びをしたり肩を回したりして、こまめに身体を動かすようにしましょう。
◇目を休める
目の疲れから肩や首の筋肉が緊張し、肩こりを起こすことがあります。
暗い部屋でテレビやパソコンをみたり、度数の合っていないめがねを使ったりしていると、目が疲れやすくなります。
仕事などで目が疲れやすい環境にある方は、遠くをボーッとみつめたり、1分ほど目を閉じたりするだけでも、目の休息となります。
ひどい眼精疲労がある方は、ホットアイマスクやホットタオルなどを使って、目元を温めてみましょう。
◇体重を管理する
体重が重すぎると、背骨にかかる負担が大きくなり、肩こりの原因となります。
また、体重が重いと身体を動かすことがつらく感じられ、運動不足になるという悪循環に陥る可能性があります。
太り過ぎないよう、日々の食事や運動で体重を管理しましょう。
しかし、痩せすぎも良くありません。
痩せすぎると十分な筋力を維持できなくなり、肩こりの原因の一つである猫背になってしまう場合があります。
いき過ぎた食事制限によるダイエットはしないようにしましょう。
◇ストレスを解消する
ストレスは筋肉を緊張させ、肩こりを誘発します。
現代社会はストレスが多いといわれているため、上手に発散させる必要があります。
天気の良い日にピクニックに出かけたり、料理教室に通ったりするなど、自分に合ったストレス解消法をみつけましょう。
しかし、長時間のドライブや読書など、同じ姿勢を長時間続けるような趣味は、かえって肩こりを誘発する場合もあります。
肩こりが心配な方は、身体を動かす趣味を持つことがおすすめです。
いるか鍼灸整骨院の
【肩こり】アプローチ方法
当院では、西洋医学や東洋医学などの観点から、症状がどこからがきているのか、全身を多角的にみて症状改善を図ります。
症状の早期緩和を目指すため、痛みの原因である「トリガーポイント」に対する施術を行います。
肩こりに対しては、ただ痛みが出ている部分をもむだけではありません。
痛みの原因部分に対してのトリガーポイント療法や、より即効性をあるための鍼灸療法、超音波、微弱電流などの物理療法などを使い、患者様に合わせた施術で肩こりにアプローチしていきます。
痛みの早期緩和の次は、痛みの根本的な原因にアプローチしていきます。
痛みが緩和しても、身体がゆがんでいる場合は、しばらくすると痛みが戻ってしまいます。
肩こりの場合は、普段の姿勢が悪く、いわゆる猫背など背骨にゆがみが生じていることがほとんどです。
中には骨盤のゆがみから肩こりがきていることもあります。
そのため、猫背の矯正や骨盤矯正で肩こりが起きない自然な身体の状態に調整していきます。
さらに良い状態を長く維持していただくために、生活習慣指導やご自宅でできる効果的なストレッチ、トレーニング方法などもしっかりお伝えします。
肩こりには、健康保険の適応ができません。
しかし、保険施術で認められている電気療法や温冷罨法などの対症療法を行っても、改善がむずかしいのが現状です。
保険外の一般施術は、痛みの原因にアプローチしていくため、結果的に回復も早く、コストも抑えることができると考えられます。
著者 Writer
- 山下 正信
ヤマシタ マサノブ - 保有資格:柔道整復師、鍼灸師、障害者スポーツトレーナー、登録販売者
得意な施術:痛みを探る手技
<患者様へひとこと>
痛みに関してささいなことでもご相談ください。
患者様と共に痛みのない生活を送るをモットーに施術を行います。 実績経験はありますが、痛み方は同じとは限りません。毎回新鮮な気持ちで常に向上心を持ち患者様の痛みを取り除くためにはどうしたらよいか常に考えています。
専門分野でなくてもアドバイスができると思います。
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